中高生のための英語ブログ

現場の英語で受験勉強

Excuse me, there's a caterpillar in my capsicum

この記事、日常生活ベースのちょっとした軽い記事なんですが、こういうものこそ単語にクセがありますね。

まずもって、こんなに短い文なのに、キーとなる単語2語を知らないと意味がわからない。caterpillar = いも虫、capsicum = 唐辛子。「ぼくの(買った)唐辛子にいも虫いたんすけど」。ちなみに、米キャタピラー社が作っている黄色い乗り物の、ゴムまいたようなタイヤの部分は「キャタピラー」として商標登録されています。確かにいも虫っぽいですが、自分の会社に「いも虫」っていう名前をつけるなんて、わりと勇気があることのような気もしますね。

A shopper posted a photo of his multi-legged find on the supermarket's Facebook page, joking that he "took some friends home with us".

shopper = 買い物客、post = 投稿する、find = (名) 発見物

スーパーで買った野菜を切ったらいも虫がでてきたから、軽いジョークで写真を投稿したみたいです。leg = 足という名詞ですが、これを受動態っぽく使って「複数の足を持つ」みたいな表現、結構よく見ます。He is a multi-talented person. とか。

"I would like to thank you for providing me with groceries that are indeed fresh," he said.

「provide 人 with もの」という形も、こういう生きた例文で学びましょう。groceries = 食料品、indeed = really = 本当に。

そしてこういう場合、たいていスーパー側の粋な回答が続くことになります。

They responded with good humour to the post, thanking him for finding the caterpillars safe and sound before they were cooked.

"We hope the joy of being new foster parents to this army of caterpillars brings you much warmth this winter."

safe and sound = 無事で、foster parent = 育ての親、army of = ~の大群

「スーパー側はその投稿にユーモラスに返答、いも虫を調理前に無事に見つけてくれたことに感謝した」

「いも虫たちの新しい里親になるという喜びで、あなたがこの冬(オーストラリアの話です)暖かい気持ちになれますように」

1文目の分詞構文は "and" の省略なので左から2つのパートに切って訳し、2文目の無生物主語は、日本語的に「あなたが、喜びで。。」としました。「喜びが。。」とすると直訳っぽくなります。別に減点はされないでしょうが、自然な翻訳を心がけましょう。

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