中高生のための英語ブログ

現場の英語で受験勉強

A shopper cuts open red capsicum to discover family of caterpillars

きのうの続きです。いい文だったんで。

表題の文の "to 不定詞" ですが、副詞的用法ながら「~するために」ではなく、「(結果として)~した」という「そして」っぽい意味になってます。

これ、よく出てくるので気をつけてください。「買い物客が赤トウガラシを切って開けたら、いも虫の一家が見つかった」。「いもむしを見つけるために、唐辛子を切った」では決してありません。

cuts open は動詞が二個並ぶ形。You had better go see a doctor. = go and see / go to see と同じ意味。三単現の "s" が一個目の動詞にしかついてないので、cuts open = cuts to open ですかね。

http://www.smh.com.au/business/consumer-affairs/coles-shopper-cuts-open-red-capsicum-to-discover-family-of-caterpillars-20150804-gir6e5

この記事の最初の文、わかりますか?

It's The Very Hungry Caterpillar - the sequel.

なぜ "The Very ..." の部分が斜体になり、かつ単語が大文字始まりになってるのでしょうか。

こういう場合、たいてい何かの題名とかけてます。これは、絵本でおなじみの「はらぺこあおむし

f:id:aprime:20150805100031p:plain

これ、海外の作品だったんですねー。オーストラリアの新聞にまで引用されるなんて、世界中で大ヒットのようです。

じゃあ、そのあとの "- sequel" は? sequel = 続編。よって、「はらぺこあおむし -- その続編」となるわけです。

これはスーパーで野菜を買う話ですから、日常的に使われる単語の習得チャンスです。

veg = vegetable、chop = (たたき)切る、stir fry = いためる、いため物、supermarket chain = スーパーマーケットチェーン、larva / larvae (複) = (昆虫の)幼虫,crunchy = カリッとした、bug = 虫、flick out = ピシッとはじきだす、rinse = すすぐ、洗う、refund = 払い戻し、replacement = 交換

stir fry と larva は受験では出ないかもしれませんが、向こうで生活するんなら必須単語です。英語に「受験英語」も「生活英語」もありません。この際、全部覚えてしまいましょう。