中高生のための英語ブログ

現場の英語で受験勉強

No play in progress

ウィンブルドンの初日、錦織くんは1回戦をフルセットの末、無事突破。

もしテニスの試合に興味があるのなら、この場合見るべきなのはヤフーでもsanspo.comでもない。wimbledon.comです。

なによりもっとも早く正確な情報が得られるし、今やってる試合のリアルタイム速報もある。それに加えて、それらすべてに関する英語が学べる。

日本とイギリスには当然時差があり、こっちの昼にサイトをみても試合はやっていない。その際に表示されているのが、表題の "No play in progress" 。

Progress = 「進歩」、make a progress = 「進歩する」としか覚えていないと、この文はちょっとピンとこないかもしれません。

Progressにはそもそも「前へ (pro) + 進む (gress)」という原義があって、そこから「進行する」という意味も発生します。Proceed = 「前進する」、process = 「前へ進む途中のプロセス」などにも同じくpro-が入っており、重要接頭辞。

よって意味は、「進行中の試合、なし」。

ほかにも、Today's order of play = 「本日の試合の順番」、draw = 「ドロー、対戦表」、event statistics = 「大会データ」(スポーツ関連の "データ" には通例 "statistics" が使われる)など、単語の実際の使用例が盛りだくさん。

日程も 29 June - 12 July と書いており、ヨーロッパでは月日の順番がアメリカと逆であることが確認できます。

天気の欄も、同じ「晴れ」でも夜間は "clear"、朝になると "sunny" と律儀に変わったり。

みどころ満載。英語に触れるのは長文問題集だけじゃあ、飽きるし続かないでしょう。なんでもいいから、自分の好きな英語のサイトを見つけることをお勧めします。