中高生のための英語ブログ

現場の英語で受験勉強

IMF can no longer finance Greece

働かなければ、金は入ってこない。

このあたりまえの事実を国家レベルで体現してくれたのが、現在のギリシャです。

国が借金をする場合、ふつう債券を発行する(国債 = government bond)んですが、ギリシャ国債なんて誰も買ってくれないので(国債を買う=国に金を貸す。ギリシャ国に金を貸すと、返ってくるかわからない)、IMF (= International Monetary Fund / 国際通貨基金国連の金融機関で、カネに困った国に融資したりすることで、グローバルな金融市場の安定を図る)に結構な額のカネを借りてました。

で、その期限がきたんですが、返せない。

国内産業の促進や歳出の削減策など、なんらかの手を打って将来的にカネは返せます、みたいな姿勢を見せて、とりあえず借り換える(同額を借りなおす)のが普通なんですが、アホのギリシャは何もしませんでした。

当然、そんなんじゃもう貸せないから返せ。それでも借りたいなら、収支の改善案を出せ、と言われます。

で、アホのギリシャの首相は、自分じゃ決められないから、国民投票にかける、と答えました。

Hours after telling Europe he could accept most of the conditions of a bailout he previously rejected, Prime Minister urged Greeks to vote against it.

accept = 受け入れる、condition = 条件、bailout = 緊急援助、救済、previously = 以前、reject = 拒絶する、Prime Minister = 首相、urge 人 to do = 人に~するよう強いる、Greek = ギリシャ人、vote = 投票する

長い文は、幹の部分をまず捉えましょう。

After telling Europe he could accept the conditions, Prime Minister urged Greeks to vote against it.

「ヨーロッパ(諸国)に条件を受け入れると言った後、首相はギリシャ人にそれに反対する投票をしろと言った。」

"telling ~ rejected" の部分は長いですが、これでひとかたまり。after = 前置詞の直後にあるから、「名詞」です。「以前は拒否した救済策の条件のほとんどを受け入れるとヨーロッパ諸国に告げたこと」tellingはあたりまえですが、動名詞

urgeは使役動詞。"tell 人 to do" と同じ形ですね。

http://money.cnn.com/2015/07/01/news/economy/greece-bailout-concessions/index.html

表題は、「IMFはもうギリシャにカネを貸せない」

no longer = 「もはや~ではない」という超基本イディオム。financeは動詞で使うと、「融資する」です。

注目の国民投票は7月5日。ホントに "No" ならギリシャは破綻。。。なまけもののギリシャ国民も、そこまでバカじゃないか。。。