中高生のための英語ブログ

現場の英語で受験勉強

It looked as though it had been left on a battlefield.

 

これ、ひさびさに笑いましたね。。。

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今日初日の全英オープン。出場するゴルファーは飛行機でイギリス入りするわけですが、なぜかカナダのデラエというプロのゴルフバッグがとんでもないことに。。

そもそもバッグは同便で届かず、3日後に届けられたときには上の写真の状態だったようです。

Canadian golfer Graham DeLaet's golf bag finally arrived in Scotland for The Open on Tuesday, but it looked as though it had been left on a battlefield.

The Open = ゴルフの全英オープンは、世界最古のメジャーなのでこう呼ばれます。

as though (=as if) = まるで~であるかのように(実際とは異なることが "~" の部分に入るので、仮定法が用いられる)

battlefield = 戦場、leave / left / left = 置いておく、置きざる

「カナダ人のゴルファーのゴルフバッグは、火曜日やっと全英オープンで使われるべくスコットランドに到着したが、それはまるで戦場に置き去りにされたような状態だった」

as thoughの中は過去完了。地の文が過去("arrived")なので、それより前の大過去になります。

で、この文のあとに、"What happened?" と続き。。。

Turns out a protein powder that was in his bag exploded during a flight to Edinburgh, leaving his bag and clubs to appear in dusty decay.

文頭にあるべき "It" は省略されてます。It has turned out that ~ / to be ~. という構文はめちゃ便利なので、覚えてください。「~であることがわかった」です。

It has turned out that he failed in the math exam.  「彼が数学で赤点をとったことが判明した」

explode = 爆発する、appear = 現れる、dusty = ほこりっぽい

decayは、一般的に「時間の経過とともに(腐ったり弱まったりして)だめになっていく」意味を持ちます。発音は [dikei]:後ろにアクセントがあるので要注意。ここでは名詞で、ざっくりと「崩壊した状況」を指してますかね。日本語に訳しにくい単語です。

エジンバラへのフライト中に爆発した、バッグの中のプロテインパウダーであることが判明。バッグとクラブはほこりだらけの崩壊状況のなかに現れたように放置された」

ここで難しいのは "leave" の意味。leaveには「そのまま放っておく」という意味があり、ここでも「バッグやクラブに、~させておいた」という語感を持ちます。

昔のHall and Oatesの曲に、"Some Things Are Better Left Unsaid" というのがありますが、これなんかはそのまま暗記推奨例文ですね。「言わずにおいたほうがいいこともある」。大人の文です。いい曲なので、ぜひYouTubeしてみてください。

デラエ、がんばれ!