中高生のための英語ブログ

現場の英語で受験勉強

9 killed in a plane crash in Alaska

アラスカで起きた観光用飛行機の墜落事故。

「9名死亡」は、受動態をつかって "9 people were killed." といいます。9 were deadという表現は、「死んでいた」という状態を表すニュアンス。"9 were found dead" = 「9名が死んでいるのが発見された」とか。「死んだ」という変化を言いたいときは、be killedです。別に誰かに殺されたわけではないんですが、いわゆる「決まり文句」。そういうもんだ、と丸呑みしてください。

A sightseeing plane carrying a pilot and 8 passengers crashed into a cliff in Alaska, killing everyone on board.

sightseeingは「観光」、crashは「衝突、墜落」、cliffは「がけ」。すべて必須単語です。

on boardは「船とか飛行機に乗っている」という意味。飛行機に乗ったらパイロットが機内放送で "Welcome aboard." = 「ご搭乗ありがとうございます」などと言いますが、同じような意味(aboardは乗り込む動作 /  on boardは乗っている状態)です。「我が機へようこそ」くらいの原義でしょうか。

この文の幹の部分は、

A sightseeing plane crashed into a cliff.  あとは修飾部分です。

carrying a pilot and 8 passengers = 「パイロットと8名の乗客を運んでいた」 carryingはいわゆる分詞構文。A plane which was carrying の関係代名詞部分をすっとばすことができる便利な表現です。

killing everyone on board = 「乗っていた全員を死なせた」 日本語にはない "kill" の独特の用法ですが、慣れましょう。これも分詞構文。then killed ~ の then の省略くらいなイメージ。「そして全員が死亡した」の「そして」= then.  [ 分詞構文=省略ツール ] です。いろんなものの省略に使われるので意味はさまざま。これも慣れ。

ニュース記事の見出しでは、かなりの省略が使われます。日本語と同様に。慣れておきましょう。英語は学問ではない。場数です。