"He wouldn't have called me if he wasn't."
本日初日のUS Open Golf.
久しぶりに、元タイガーウッズのキャディー、Steveが返ってきました。
人種差別発言でタイガーとのペアを解消したのは、月日がたつのは早いもので4年前の2011年。その後Adam Scottに雇われてしばらくやってましたが、もう十分稼いだのか昨年引退。
したはずが。。。US Openにアダムスコットのキャディーとして再登場して、このセリフです。
"I understand Adam has struggled. He wouldn't have called me if he wasn't."
Steveが去った後のAdamは一度もTop 10入りできないほどの絶不調。スポーツ選手が調子が悪いときに最も使われる単語="struggle" (自動: 悪戦苦闘する) です。
He wouldn't have called me if he wasn't ( ).
( )内に省略されている言葉を埋めるなら、もちろんstruggling. 「もし苦しんでなかったら、僕を呼んだりしてないだろ」という仮定法の文ですが、ちょっと気をつけたいのが、以下のポイント。
仮定法過去では、If I were you, I would not do that. 「僕が君だったら、そんなことはしないだろう」のように、非現実現在のことを [If+過去、主語+would] で表現します。
仮定法過去完了では、If I hadn't had your help, I would not have succeeded. 「君の助けがなかったら、僕は成功してなかっただろう」と、反実過去を言います。
Steveのセリフでは混ざってますよね?でもいいんです。
(今)もし彼が苦しんでなかったとしたら、(あのとき)僕に電話してなかっただろう。
こういうの、よくあります。日本語でも普通に言いますよね。日本語で言うことは、英語でも言います。
まあ、時制を合わせて
He wouldn't have called me if he hadn't been. と言ってもよかったのかもしれませんが、まあ日常会話だし、そんな細かいとこ誰も気にしてません。
仮定法は慣れです。多くの事例に当たり、身体に染み込ませていきましょう。